シラン化合物
塗料・コーティング剤用の原料、添加剤として用いられるシラン化合物は、以下の一般式で表される有機ケイ素化合物で、有機樹脂と反応の可能な
有機官能基Xと、無機材料と結合可能な加水分解性基SiORを有しています。
XnSi(OR)4-n
X:
アルキル基、アミノ基、エポキシ基、メタクリロキシ基など
シラン製品一覧
<塗料樹脂原料としての応用>
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シリコーン系のコーティング剤
シラン化合物同士を加水分解により縮重合すれば、シリコーン系のコーティング剤が得られます。
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塗料用有機樹脂の架橋剤
アクリルを始めとする塗料用樹脂のポリマー鎖中にシラン化合物を導入する方法、ポリマー中の有機官能基と反応可能なシラン化合物を硬化剤
として使用する方法などがあります。
シラン化合物の湿気硬化性を利用して室温硬化が可能な他、有機樹脂の骨格中にSiOSi結合が導入される為、耐候性に優れた塗膜が得られます。
<塗料添加剤・粉体処理剤としての応用>
塗料、コーティング剤にシラン化合物を配合することで、塗膜の無機材料への親和性が増し、接着性が改良できます。
また、塗料組成物中のビヒクルと無機顔料の界面にシラン化合物が作用し、塗膜の耐久性、耐候性、耐洗浄性、耐溶剤性、耐剥離性などの特性が
向上します。
添加量: 塗料樹脂に対して1~5%程度
添加後の系の経時変化についての十分な検討が必要です。
また、塗料用の顔料やフィラーを予め適当なシラン化合物で処理することで、これらの分散性や相溶性の向上が期待でき、塗膜の光沢や、隠蔽力を
改良することも可能です。